皆さん、わんこ検診受けてますか?
元気な子も、7歳を超えシニアの声を聴いたら1年に1回か半年に1回のペースで健康診断を受けてみてはいかがでしょうか。
見えない病気が見つかったら怖い よりも、早期に見つけて対策を打てる方が有効な気がします。
これ、我が家の愛犬の体の中。スケスケ!
ここ1年位、肝臓の数値が若干悪く、根本的な原因はどこにあるのか を先生と話し合ってきました。 もちろん、シニアの声を聴いて内臓に不調が出てくるのはわかってはいるのですが。
わんこドッグは受診を初めて4年目ぐらいになります。
そこでわかっていること。
うちのわんこは、生まれつき肝臓が小さい。
多分通常の3分の1しかないっぽいです。本来肝臓は大きな臓器。
レントゲンではこんなに胃が見えてはいけないのです。
おかげでエコー取るのに、先生苦労された模様。後ろから当てたいのに、胃が邪魔で横からしか取れない と。
肝臓の役割は
札幌のアルヒ動物病院様の解説がわかりやすかったので引用させていただきます。
リンク: 肝臓の働き(引用元 ある日動物病院WEBサイトより)
肝臓は体内最大の臓器で、重さは犬猫の場合、体重の約2~3%と言われています。
肺のすぐ後ろ、横隔膜と胃に挟まれているような場所にあり、心臓から送られる血液の約25%を供給されています。
ほぼ全ての栄養素の消化、吸収、代謝、貯蔵にとって必要不可欠で、細かく分けると1500種類以上の働きをしていると言われています。
代表的な働き
・代謝-小腸で分解吸収された栄養素は肝臓に入り、体のそれぞれの部位にあった形に合成され、送られて行きます。この合成、分解時に発生した熱で体温を維持します。
・分泌-コレステロールをもとに消化液を作り、胆汁として腸内に分泌します。胆汁は脂肪の消化、吸収に使われます。
・貯蔵-エネルギー源であるブドウ糖の一部を、貯蔵できる形(グリコーゲン)に変え蓄えておきます。 体内で糖が欠乏した時は、再びブドウ糖に変えて全身に送り、血糖値を一定に保ちます。
・血液に関与-全身の血液で余分な分は貯蔵しておき、足りなくなると放出して循環量の調節を行います。 古くなった赤血球を破壊し、赤血球の原料として使える成分は再利用し、残りの成分は胆汁の原料として排出します。 出血した時に血液を固めるための血液凝固因子を産生します。
(肝臓が悪くなると血液がとまりにくくなります)
・解毒-体内で作られた有害物質や、体内に入ってきた有害物質を分解して無毒化します。 (アンモニア、薬物、アルコールなど)
肝臓は予備能力、再生能力が非常に高い臓器です。全肝細胞の5分の4以上がダメージを受けても症状を出さず、仕事をやり遂げます。そのため『沈黙の臓器』と呼ばれ、損傷があっても症状が現れにくく、知らない間に病気が進行し、手遅れになるということも少なくありません。 肝臓病になる原因で一番多いとされているのが、食べ物です。口から摂取したものは必ず一度肝臓を通り体が利用できる形に変えられます。そのため、肉・魚中心の食事、半生フード、嗜好性のみを追求したフードやジャーキー等の高タンパク・高脂肪の食べ物ばかりを与え偏った食事を続けていると、どんどん肝臓への負担が大きくなります。
大事な臓器です。
生まれつき小さいのは仕方がありませんが、小さいゆえに負担や処理能力が落ちることは止むをえません。
また加齢により、処理できない物質が、アンモニアのまま体内をめぐるため、数値が悪いのではないか という方向性にまとまりました。肝臓が小さいが故、門脈シャントの可能性もあるけれど、疑わしい血管が見えないし、琥珀元気だし、シニアだし ってことで切ったり貼ったりは避けようと獣医さんと意見が一致。
高たんぱくな食事を避け、今まで通りの生活をしてかわいいおばあちゃんになっていきましょう ということになりました。
この先生とは割となんでも言い合える関係性を築けています。
それはなぜなのか。これは嫌だと思っている。先生の意見はどうなのか など。
わからないことは素直に質問し、また自分で調べた症例についての意見などもうかがえる。
色々もやもやしていたことを、一緒になって一つずつ解きほぐして下さった先生には感謝です。
抜本的解決より飼い主に寄り添って考えてくださる獣医さんは、意外と貴重。
獣医師のいうままにとか、気後れして中々言いたいことが言えない飼い主さんのお話もチラホラ伺う今日この頃。
何もない時からの健康診断で、信頼関係を構築していくのも一つの方法としておススメです。
何か起きてからよりも、予防に力を注いでいきましょう!
〇余談
明日からなのですが、琥珀と出会って、引き取るまで、引き取ってからしばらくの昔の日記を発見しました。自分で読み返して中々面白かったのと、書いてあるサイトがなくなりそうな予感がしてならないのでこちらに引き上げ掲載したいなーと思っているのですが、ご興味ありますでしょうか(;'∀')
保護犬との出会い、被災した保護犬とはどういうものか。
引き取りたいと思っている方の一つの参考になれば嬉しいな と考えています。
0コメント